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スコットランドがイギリスから独立を望む理由とは? そして結果は? [世界情勢]


9月18日、イギリスの北部にあるスコットランドの独立の賛否を問う
住民投票が行われました。

私達が普段イギリスと読んでいる国は正式名称を
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
といい、
「イングランド」
「スコットランド」
「ウェールズ」
「北アイルランド」
という4つの地域から成り立っています。


今回、そのうちのスコットランドがこの連合王国から独立するかの
選挙が行われました。

投票結果は翌19日に発表され、
反対が55.3%
賛成が44.7%
となり、今回スコットランドが独立することはなくなりました。




それではなぜ今回スコットランドはイギリスからの独立を望んだのでしょうか。
その最大の理由として、北海油田の利権がイギリス政府に掌握されていること
が挙げられます。
もしスコットランドが独立し、この油田を支配下に置くことができれば、
1人あたりの所得が1000ポンド(約17万円)増えると言われています。


次に雇用などがロンドンに集中し、地方とロンドンとの格差が大きくなっている
事が挙げられます。
イギリスでの1人あたりのGDPの首都と地方の格差はロシアについで2位になっています。
また、ロンドンで1997年から2010年に創出された雇用はイギリス全体の43%と、
ロンドンへの一極集中が目立ちます。


他には欧州連合(EU)に残りたいというのも理由の一つです。
今イギリスのキャメロン政権は欧州連合(EU)からの脱退を目指しています。
それに対し、スコットランド側は欧州連合(EU)との関係強化を目指しています。
しかし欧州連合(EU)側は「スコットランドが独立してもEU入りは極めて難しい」
としています。


こういった理由からスコットランドはイギリスからの独立を望んでいました。






しかし結果としては独立はしないということでした。

これは独立賛成派が、通貨であるポンドを使い続けられるのかという
通貨問題や、
欧州連合(EU)に加盟できるのか
といった経済面での不安を最後まで拭えなかったことが原因とされています。





最後までご覧いただきありがとうございました。

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