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知的障害者による犯罪は無罪? 累犯障害者とは [社会]

皆さんは"累犯障害者"という言葉を聞いたことがありますか?

累犯障害者とは知的障害や精神障害があり、
犯罪を繰り返し起こしてしまう人のことをいうそうです。



昨年、執行猶予中の大阪府内の男性が、線路上に約3メートルの棒を置いたとして
列車往来危険罪に問われていた事件がありました。

この事件に対し、大阪地裁が7月末にこの男性に対し、再び執行猶予をつけるという
異例の判決を言い渡したことがわかりました。

通常では、執行猶予中に再び犯罪を犯した場合、
執行猶予は取り消され、再犯の分の刑と合わせた罪が科されます。



それではなぜこの男性は再び執行猶予がつくことになったのでしょうか?

ここで冒頭の累犯障害者という言葉がキーワードになります。

この男性は今回の事件の取り調べの際に精神鑑定が行われ、
広汎性発達障害と軽度の知的障害であると診断されました。

そのため今回の事件では刑罰によって更生を促すのではなく、
福祉の支援などで更生をしてもらおうということになったようです。



この他にも知的障害者の犯罪というと、先日埼玉県川越市で起きた
全盲の女性に対する暴行事件もありました。

この事件の加害者も知的障害者であることがわかり、刑事責任を
問えるのかが問題になっているようです。





障害者と犯罪の問題は様々な法律、倫理観、関係者の意見が絡みあい
非常に難しい問題になっています。

障害があるからしょうがないという意見ももちろんわかります。

しかし、障害者だからと罪が許されてしまったら被害者はどうなるのでしょうか。
被害にあった人からすれば、加害者が障害者であろうと関係ありません。
障害者だからと無罪にされてしまっては納得出来ないでしょう。




権利と義務は表裏一体のものです。
障害者と健常者の平等がよく叫ばれますが、本当の意味で平等を目指すのであれば
健常者と同様に義務を果たすべきなのではないでしょうか。

障害があるからといって犯罪を許されてしまっていたら、障害への偏見もなくならない
のではないかと思います。

障害者の側も健常者の側も互いの立場を理解し、自分の権利だけを主張するのではなく
義務を果たし、行動に責任をもつことが必要なのではないでしょうか。



最後までご覧いただきありがとうございました。





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